自分という「今」この瞬間のパワー

  • 2019.02.28 Thursday
  • 00:15

 

 

   現在、過去、未来という区別がひどく頑固な幻想に過ぎないという、アインシュタインの言葉が正しいとするならば、どうして私たちの感性はそれを察知できないのでしょうか? その答えは、どのように私たちがこの世界と折り合うために育てられて来たかに関係しています。
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   私たちは幼児の頃より、因果関係の中で物事を考えるように条件づけられてきました。もしあなたが世界の探索を始めたばかりの子どもと数分でも一緒に過ごせば、「ダメよ! そんなことしたら○○」と繰り返し子どもに注意する親の言葉を聞くことになるでしょう。因果関係は常に明確です。それはもし○○をすれば、△△が起きるだろう、というものです。
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   私たちはこうして、原因と結果の思考の枠組みを植え付けられてきました。つまり言葉を習い、世界に存在し始めた瞬間から、すべての情報を直線的に認識するように訓練されて来たのです。そしてある出来事から次の出来事へと移り変わる様子を観察しました。成長するにつれて、ますます原因と結果の信念を強め、世界により深く関与するようになります。そして「かつて」が「今」をつくることが、当然のこととして考えられるようになるのです。
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   ですが成人した今では、どのように世の中を認識するのかは、自分で決めることができると知りました。私が提案しているのは、因果律の鎖をゆるめることです。これから述べることを考えてみてください。過去は現在をつくり出してはいません。現在が、過去と未来をつくり出しているのです。現在こそが、私たちが実現化力を持つ、唯一の瞬間なのです。
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   セス(ジェーン・ロバーツによってチャネリングされた存在)が言うように、「現在こそが(力を行使できる瞬間の)力点なのです」。私たちは変えることができないような不幸な過去の出来事に、ただ翻弄されるだけではありません。すべての瞬間の間に連続性はありません。過去のあらゆる瞬間も、未来のあらゆる瞬間も、同時並行的に「今」に存在しているのです。
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   過去を振り返る時に、あなたの信念に沿って信念通りに動いている頭が、筋書き通りの結末を立証できるように、辻褄の合う出来事だけを選別しているのです。その時の気分によって、あなたの人生の物語のニュアンスや詳細、レッスンは変化します。それは、ある出来事に対する異なる解釈のすべてが、異なる現実を持っているのです。
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   つまり、あなたの過去の物語で、固定化されたものは一つもないのです。それはあなたの現在の解釈次第で、いくらでも過去は書き換えられるのです。私たちの記憶は移ろいやすく、消えていくと言います。私たちが認識できていないのは、現在の思考としてのすべての記憶は、「ある可能な過去」への解釈に過ぎないということです。同様に現在の思考は、私たちがこれから体験する「可能な未来」への道をいくらでも変えてくれるのです。
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   ですが、過去の結果として現在があるのではない、ということがどうしてあり得るでしょうか? なぜなら熱いストーヴに手を触れれば火傷するということは誰もが知っているのですから、そうですよね? でも正確に言えば、私たちがストーヴに触れた経験をするのは「今」の瞬間です。次の「今」に何を体験するのかは、私たちの条件付け次第ということです。
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   真っ赤に焼けたストーヴに触れたという現実の後には、二つの異なる現実があります。一つ目の現実は、「手に火傷(やけど)をする」というものです。二つ目は「火傷をしない」という現実です。つまり、どんな未来を体験するかということを瞬間的に決めるのは、その瞬間の私たちの信念や思考、感情なのです。私たちはいずれの選択もできますが、すべては無意識で行なっています。それはほとんど瞬間的と言ってもいいでしょう。
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   私たちは選択の瞬間に、自分がすでに持っている信念や予想に最も近い現実に引き寄せられます。けれども全体的な考え方を変え、まったく異なる人生の可能性にについて考えることができるならば、現実は変わっていくのです。次の機会に別の可能性を提示された時に、自然と新たな現実へと踏み出すことができます。当然それは自分自身の新たな信念や予想に沿った現実です。
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   熱い焼けたストーヴの例は、異なる現実をめぐる無意識的な選択について示したものです。ここからは日常において、どのように意識的な選択をしながら現実を作っていくのかについて論じたいと思います。ここにおいて、出来事の間に因果関係を前提としている、私たちの信念を壊す訓練を行なうことができます。出来事の原因と結果が同じ瞬間に存在しているのですから、どちらからでも現実創造を始めることができます。
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   原因から始めるとすれば、あなたにとって望ましい特定の結果に導いてくれると思えばよいのです。たとえば一生懸命働けば努力が認められて昇進し、あなたの望むような収入が得られるというものです。あるいは結果から始め、その結果を強化するような動機づけを引き寄せればよいのです。
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   たとえば、人々はなりたい職業に就いたり、夢に見たパートナーと出会うなど、人生に変化が訪れると自分は幸せになれると言います。ですからそれが実現したところに立ち、たった今自分が幸せである喜びの細胞の一つ一つを感じることができれば、あなたの望む現実はずっと早く実現します。
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   あなたが今の時点で想像し得る最高の自分になるために、誰かから許可を得る必要はありません。また特定の過去を経る必要もありません。(前にああだったから、今がこうというような)因果律の必要性を打破できれば、なりたい自分の波動にたった今、なることができます。しかもそこに至るまでのプロセスはいりません。なぜなら起こることと成ることは隣同士に同時に存在しているからです。
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   「今の瞬間」こそが、あなたが真に力を行使できる瞬間であることを常に思い出してください。このことが真に理解できるならば、自分にとって最善の未来を、あなたは非常に力強く宣言することでしょう。あなたは現実と現実の間を素早くシフトし、「なること」に向けて意識的に自分自身に指令を出すでしょう。
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退行催眠療法セラピスト
                  ミラ・ケリーのメッセージ

「私のタイミングは常に完璧で正しい」

  • 2019.02.27 Wednesday
  • 00:14

 

 


   時間と遊ぶ方法の一つとしてあげられるのは、時計を基盤にした「時間」から「タイミング」という概念に焦点を移すということです。そのためにはまず、ある出来事は特定の時間に始まるという信念から問い直す必要があります。大局的な見地からすれば、私たちの期待に沿っているかいないかに関わらず、あらゆる出来事や現象は完璧なタイミングで起こっているのです。
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   これまでの私にとって、「時間に間に合う」ということが非常に大きな意味を持っていました。実際に、時間に正確な自分に誇りを持っていました。私は時間に正確であることが、自分が真面目で信頼のおける人物だと示すことになると思っていました。ミーティングに遅れずに行くことが、相手への敬意を表すとも思っていました。だから言うまでもなく、誰かが約束の時間に遅れて来たらイライラしたものです。
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   その当時はいつも時計を身に付けていました。実際に数種類持っており、カジュアルなものからお洒落なものまで、装飾品のように付けていました。でも、何かが起きたのです。それが何であったのかはっきりとはわからないのですが、突然、私は正反対の人物になってしまったのです。私は自分が嫌っていたタイプの人間になってしまったのです! 
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   私はあらゆるミーティングや集まりに遅刻するようになりました。そして、時計をすることもなくなりました。それにあんなに大事にしていた時計の数々がどこへ消えてしまったのかもわかりません。ありがたいことに家族や友人と会う度に、私は仕事のせいで遅れたという便利な(かつ真実の)弁明ができました。
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   これまで一度も遅刻したことで怒られたことがなかったにもかかわらず、私は自分がほとんど永久的とも言えるほどの、不安に脅かされて生きていたことに気づきました。私はいつも急いでいて、誰かを待たせてしまうことに罪悪感を抱いていました。時間に遅れないようにすること自体が、不安と厳格さを生み出していました。
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   私は常に時間のことで頭がいっぱいだったので、あらゆる瞬間にある喜びを十分に味わうことが出来ずにいました。ですが一方で時間に間に合わないことでストレスが溜まることも、同様に望ましいことではありませんでした。第三の方法があるはずだと私は思いました。つまり、すべてのミーティングに間に合うのと同時に、あらゆる瞬間の喜びに浸ることができるという方法です。
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   ハイアーセルフに助けを求めるや否や、私の時間に関する理解が拡大し始めました。時間とは、外側にあって自分自身をはめ込まなければならないものではない、ということがわかったのです。つまり私こそが、意識の中で時間をつくり出している張本人なのです。したがって私に操作する力があるということです。私の創造する時間は、他の人たちの創造する時間と自然にシンクロしているので、自分自身の中に頼りにできる内なる時計があることに気づきました。
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   私の中に時間のメカニズムが組み込まれているので、これまでとは異なる方法で指揮すればよいということです。私は自分が完璧なタイミングを持っているという意図を設定しました。そして時間から離脱して、タイミングに身を投じることを選択しました。自分のためにマントラも作りました。
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   「私のタイミングは常に完璧である。私のタイミングは常に正しい」
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   私は自分自身のために、このアファーメーションを繰り返しました。私がこの真実を肯定することによって、世界は私の見るところすべてに、その正当性を裏付ける証を示してくれました。今、私はあらゆる瞬間を十全に味わっています。それはたとえミーティングに遅刻した時でさえも、私のタイミングは完璧に働いています。というのも、しばしば他の人たちも遅れるからです! 
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   最近のことですが、それを物語る出来事が起きました。私はワクワクしながらも、若干の不安な思いも含んだ重要なミーテイングを控えていました。私がその約束に割(さ)くことができる時間は1時間だけだったので、その場所に行くまでに一刻たりとも無駄にする時間は残されていませんでした。ところが心地良い自分のペースに浸りきっていた私は、ゆっくりと準備を整えていました。
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   家を出る時に携帯電話の時間を見て、私はびっくり仰天しました。それはどう考えても30分は遅刻するのは間違いなかったからです。私は気が狂ったように、地下鉄に向かう自分の足取りを速めました。すると1秒後に携帯電話が鳴りました。相手はこれから会う人でした。彼は自分が時間に間に合わず、恐らく30分くらい遅れてしまうだろうと言いました。電話を切ってから、私はペースを落としました。ほっとしながらも、ちょっとおどけた調子で自分に言い聞かせました。「だから言ったでしょ、ミラ! 私のタイミングは常に完璧、私のタイミングは常に正しいってね」。
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   その次の日、時間という概念をめぐって、私はもう一度魔法を体験する機会に恵まれました。私はまた別のミーティングに向かっており、間違いなく遅れるところでした。ミーティングは9時から始まる予定でしたが、どんなに早く着いても9時15分がせいぜいでした。このミーティングもとても大事なものだったので、何とか間に合いたいと思いました。
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   自宅を出て地下鉄に向かっていた時、私自身が現実を創造しているのだということを思い起こしました。そして私は時間を圧縮することも可能であり、ミーティングの場所にたどり着くまで、通常かかる時間を減らすことができると自分自身に言い聞かせました。そして従来通りであれば15分遅れで到着するはずのところを、15分早く到着したいという意図を持ちました。それは物理的には存在しない30分を、余分に調達しなければならないことを意味していました。
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   私はシンプルかつ明確に、「8時45分に到着しなさい」と自分自身に指令を出しました。そして断続的に独立している「今」の瞬間の間に、何の因果関係も連続性もないことを思い起こしました。
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   目的地に向かっている最中も、あえて自分を取り囲む時計に目をやりませんでした。そうすることで、自分の計画がうまくいっているのかを確かめる必要もなくなるし、それにまつわる疑念に捕らわれることもありません。そして目的地について携帯電話を見てみると、ピッタリ「8時45分」という表示が目に飛び込んできました! 私はその瞬間に、甘美な勝利と達成感にしばし酔いしれたのでした。
   エクササイズ「内なる時計に合わせる」省略。
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 退行催眠療法セラピスト
                  ミラ・ケリーのメッセージ

   


 

「時間」とは地球版ゲームのルール

  • 2019.02.26 Tuesday
  • 01:12

   


   私たちは人生で起きてくる出来事の連続を、直線的な時間軸で捉えています。昨日の出来事や1ヶ月前の出来事、あるいは1年前の出来事を「過去」として認識します。そして休日の計画や特定のスケジュールを「未来」に設定します。これはすべて、頭の中のロジックに過ぎません。ですが、こうした時間の捉え方は、すべての人類が合意できる数少ないことの一つとも言えるでしょう。
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   では誰もが時間は漸進的に進んでいると信じ、それが議論の余地のない事実として受け入れられているとすれば、一方で時間が同時並行的だということをどうして信じられるでしょうか?
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   物理学者たちは、現在、過去、未来は同じ瞬間であると述べています。アインシュタインは存在の同時並行性を支持し、今の瞬間から次の瞬間へと私たちが経験する分離を否定しています。親友のミシェル・ベッソが亡くなった時、彼はベッソの家族に次のような手紙を送りました。
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   「私より少しだけ早く、彼はこの奇妙な世界を後にしました。そのことに意味はありません。私たちのような物理をやっている人間は、現在、過去、未来という区別は、ひどく頑迷な幻想に過ぎないということを知っています」と。
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   時間は存在しているのか、いないのかについて問う必要はありません。時間とは、私たちの集合意識の合意の上に作り上げた構造です。つまり、地球で繰り広げられるゲームのルールの一つです。私たちは同時に、それぞれの意識の中で時間をつくり出しています。
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   そうすることで、時間についての集合的な合意を強化しているのです。一方で私たちの誰もが時折、時間から外れるように感じることがあります。「時間が飛ぶように過ぎた」と感じることなどです。このような経験は、時間とは私たちが意識に課しているフィルターであることを証明しています。
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   時間は厳格で制限的ではありますが、素晴らしい役割も果たしています。時間のおかげで私たちは創造のプロセスを味わうことができます。あなたが何かを願い、それが実現されるまでにかかった時間や、そうした数々の出来事を思い出してください。その時間がいかに私たちをイライラさせ、あるいは落胆させたことでしょう。もちろん、瞬時に希望が叶えられればこれほど嬉しいことはありません。
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   時間の存在しない次元では、創造は瞬時に起こります。そしてあなたの魂はその次元で、数々の世界を瞬時につくり出したということを保証します。つまり、生と生のはざまで、私たちが本来の霊的な存在でいる次元では、何かを思い浮かべるだけですぐに手に入れることができました。ですがこの地球次元では、瞬間的に創造できるのは本物のマスターに限られるでしょう。ヴィジョンや欲求、導き、行動の断片を、一つの創造へと明け渡すことができるには、熟練したマスター級のテクニックが必要です。
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   これから私がお伝えすることの重要性について、考察することをお勧めします。私たちは非常に制限の多い場所である、地球に生まれることを選択しました。それは時間と空間が絶対であるかのような世界です。また、あからさまに悪、ネガティブさの潜在性が満ちている世界でもあります。
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   でもあなたは自分の強さと能力を知っています。あなたは本来、愛の力を通してあらゆる制限をくぐり抜けて、道を見つけることができる本物のアルケミスト(錬金術者)です。自分自身の功績を認めてください。ですから今あなたがどんな状況にいようと、あなたは本当によくやっているのです。
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   私たちは地球の、今という特定の時代を選んで転生して来ました。なぜなら地球は非常に興味深い変化の時を迎えているからです。人類は形而上学的な概念に関心を持ち、自らの意識を探求することを通して目覚めようとしています。私たちはもはや、夜に瞬(またた)く蛍の光のような、たまたま輝く光に手を伸ばそうとしているのではありません。
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   今や何千何百万の人々がオープンにスピリチュアリティー(霊性)について語り、探究しているのです。私たちの集合意識はまさに、革新的な変化を遂げようとしています。私たちはこの豊かな創造性のプロセスに参加し、促進するために今のこの時代の地球に転生して来たのです。
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   時間や空間に関するニュートン(引力)学説的な理解、すなわち時間と空間は客観的現実の独立した様相である、といった考え方は、これまでの何世紀にも渡り、分離の概念を強化することに貢献して来ました。ですがこれらは、もはや別の時代の話です。
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   この地球において私たちは一つだという集合意識から全体が動くという、より大きな調和や愛、幸福という現実に移行しようとしています。私たちは古い制限ある考え方から一歩を踏み出して、より拡大しようとしているのです。なので私たちは自分自身に対し、地球で生きるという体験に新たな解釈を与えることが大切です。
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   そうすることによってもっと楽に、分離という頭の中の境界線を消し去ることができます。私たちが万物とのワンネス(一体性)につながることができれば、自然と時間の厳格さは緩(ゆる)んでいきます。時間は粘土のようになるのです。つまり引き伸ばしたり、丸めたり、型にはめたりして遊ぶことができるのです。時間で遊ぶことによって、私たちは本来のパワフルな創造主としての自分自身を発見するでしょう。
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退行催眠療法セラピスト
                   ミラ・ケリーのメッセージ

   


 

未完了の感情的問題は次回の転生へ持ち越される

  • 2019.02.24 Sunday
  • 15:43

   

   リサはケリーの魂がその場面から離れようとしていると言い、彼女のエネルギーが「別の次元」へと移行しようとしているのを感じていました。それで私は彼女のハイアーセルフに、もっと説明してくれるようにお願いしました。
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 リサ(ケリー)のハイアーセルフ:私たちの魂が一つの人生を終え、また新たな人生へ、あるいはある瞬間からある瞬間に移動する時、一緒に感情も運んでいきます。純粋な魂は他には何もなく、より大きな愛につながっています。ですがネガティブな感情はある種の重さとなります。具体的にはお腹に感じる不快感となります。それは空虚さ、孤独感、つながりの欠如です。そうしたエネルギーをより多く手放すことができれば、魂はより高く上昇することができます。一体性により一層近づくことができるのです。
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   ですが人間的な見地からすれば、それは良くないことかもしれません。私たちは自分という人格を手放したくないからです。でも、それらのすべてのネガティブな感情を手放すことができれば、私たちはより幸せになり、より満たされて、より万物とつながることができるのです。「ゆるす」ことによって、私たちは完全にネガティブなエネルギーを断ち切ることができるのです。
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   ケリーが非難のエネルギー、つまり不公平さに対する憎しみを残したまま人生を終えた場合、また別の人生でそのエネルギーのバランスを取らなくてはならなくなります。それについて視覚的なイメージとして浮かぶのは、瓶にいっぱい詰まっている白い大理石(細かい粒)です。そしてネガティブなものの象徴として、あなたはそこに黒い大理石(の粒)をいくつか持ち込んでいます。
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   転生して人生を始めたばかりの時は、その黒い大理石の粒がどこから来て、なぜ自分がそれを持っているのか分かりません。ただそれはそこにある状態です。ですが時間が経過するにつれ、さまざまな実践を重ね、たとえばこのセッションの経験を通して、あなたは徐々にそれが何であり、それがどこから来たのかが分かり、最終的にそれを手放すことができます。
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 ミラ:もしリサ(ケリー)がゆるすことができれば、未来の人生で再びその時の魂と出会い、未完結のゆるしの課題を完結させるという可能性を軽減することができるのですか?
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 リサのハイアーセルフ:そうです。ですが実際にはそんなにシンプルなことではありません。再び白い大理石のイメージに戻ります。さて、あなたはどのくらい黒い大理石の粒をその人生に持ち込んだでしょうか? そしてあなたが地上を去る時、どのくらいその「黒いもの」を残して行くのでしょうか? あなたがその人生でたくさんのポジティブなものを生み出せば、ゆるすために燻(くすぶ)り続けるネガティブなエネルギーを、より簡単に手放すことができるでしょう。
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   けれども、最期の瞬間は偽ることができません。それはあなたがこの世を去る時は、きわめて誠実な瞬間でもあるからです。その人生のエネルギーについては、何一つ嘘は許されないのです。自らを偽ることは決してできません。
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 リサのハイアーセルフは、彼女が自分自身を「ゆるす」ことがいかに大切であったかを強調しました。ケリー(リサ)がどのように死ぬことになったかについて、リサはどこかで自分の肉体を実際に非難していたのです。それはもしケリーがあれほど魅力的で異性に好かれることがなければ、ジムに殺されなかったかもしれないのです。ですからリサはケリーとして生きた自分自身と自らの肉体を「ゆるす」必要がありました。
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   またリサは今の人生で、自分の中に溜めていた小さなわだかまりのすべてを「ゆるす」必要もありました。ハイアーセルフによると、リサが自分に対して抱いてきたさまざまなネガティブな想いが内に山積みしているとのことでした。その山積みしたものが、リサの中に感情的なネガティブエネルギーの重さをつくり出していたのです。
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   ハイアーセルフはとても重要な点を指摘しました。「ゆるし」の学びの中には、同程度に重要な二つの要素があります。一つは、自分が被害を受けたと思う相手を「ゆるす」ということです。そして二つ目は自分自身を「許す」ということです。この二つが一緒になって執着を完全に手放し、愛と一体性に戻ることを可能にするのです。ハイアーセルフはリサには恨みの思いがないので、他者を「ゆるす」ことに関しては非常に優秀だと言いました。
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   ですが同じように自分自身も「ゆるす」必要があると助言しました。癒しの道においては、自分に対する自己非難や罪悪感もすべて解放することも非常に重要なことです。リサが自分自身をゆるさなければならない理由について、もう少し説明してくれるよう、私はハイアーセルフにお願いしました。
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 リサのハイアーセルフ:魂はある特定の人生を離れる時、その人生からいくつかの感情的エネルギーも持って行きます。ケリーがジムや兄、両親をゆるす方法として用いたのは、すべての責任を自分が負うということでした。つまり「私は彼らをゆるし、すべての非は私が受けよう」というわけです。
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   彼女はそういう契約を結ぶ必要はなかったのですが、あの瞬間(ケリーが玄関を通り抜けた時)に起こったのはそういうことでした。彼女はどういうわけか、自分の肉体に非があったと考えたのです。そうやって彼女の魂は状況を理解しようと決め、だからこそあんなに早く、みんなをゆるすことができたのです。
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   私たちのセッションの中でリサは、ケリーの経験とのエネルギー的なつながりを絶ちました。そうすることで自分をゆるし、自分と肉体の関係を見直す機会を得ることができました。ケリーの死が、リサにとって魅力的な肉体を持つことの怖れに変わっていったことをはっきり認識すると、リサはそれとは異なる現実を選択する準備が整いました。
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   こうして彼女は体と心、霊について新たな認識を持つに至り、新たな信念を持つことになりました。リサは新たな自分という存在に立つことで、自分の肉体に喜びを感じ、感謝するという生き方を始めることができました。
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                                      退行催眠療法セラピスト
                      ミラ・ケリーのメッセージ


 

自分自身と他人をゆるす

  • 2019.02.23 Saturday
  • 15:17

 

   


   私たちの誰もが、自分に嫌な思いをさせた相手を「ゆるすこと」は大切だということを解っています。ですが、ほとんどの人にとって「ゆるすこと」は簡単なことではありません。ですが一度それを体験すると、自分が軽くなり、解放されることが分かります。そしていつまでも誰かや環境の犠牲者の立場にいるよりも、ずっと心が穏やかで人生を前向きに進んで行くことができます。
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   そうであるにも関わらず、私たちはすすんで傷ついたエゴ、つまり自分の哀しい物語にしがみつきます。というのも他のみんなもそうで、それが正しいことだと思っているからです。そうすることが自分に害になりこそすれ、何の利益ももたらさないことを知っていながら、私たちは頑なにそれをやり続けます。
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   解決法はシンプルです。「ゆるすこと」は簡単だと自分自身に伝えればいいのです。これは持っていて良い信念なので、ぜひあなたの真実としてください。あなたは一体性の「すべてなるもの」から生まれているので、誰からも分離される理由のない場所から来ています。つまり、「ゆるし」はあなたの本質の一部です。なぜなら自分自身のどの部分も罰する必要がないからです。
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   「ゆるす」ことが難しいと感じる二つ目の理由は、私たちが一番目のプロセス、つまり相手を「ゆるす」ということだけに焦点を置いているからです。私たちは自分自身を「ゆるす」ことが、どんなに大切であるかを教わったことがありません。「ゆるし」とは表裏のあるコインのようなものです。他者を「ゆるす」という側面にだけ焦点を置いていたのでは、決して「ゆるす」ことを完了させることはできません。
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   セッションにおいてリサは銀行家の人生の後に、ケリーという名前の16歳のティーンエィジャーの人生を経験しました。時代は1950年代で、ケリーは16歳の美しい少女でジムという恋人がいました。ですが悲劇的なことに、ケリーはあまりにも早く一生を終えてしまいました。
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   リサはある夜、ドライブインに行こうとジムが運転する車の後部座席にいるケリーの姿を見ていました。ですが彼らは、初めてセックスするために森へと向かいました。そしてケリーがまだその準備ができていないと思い至るまでには、あまりにも時間が経ってしまいました。ジムはケリーをなだめようとしましたが、パニック状態に陥っていたケリーは、彼が強制的に襲いかかろうとしていると思い込んでしまいました。
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   そして彼女を落ち着かせようとした彼の試みが、結果的に誤って首をひねり、彼女を殺してしまったのです。パニック状態の中、ジムはケリーの兄に助けを求めました。兄はジムがケリーの遺体を埋めるのを手伝い、両親に何が起こったのかについて嘘をつきました。結局、両親はケリーの遺体を探し出すことができませんでした。
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   リサは私に、今、自分は肉体を離れたケリーの魂となっており、兄と両親の会話をキッチンで聞いていると言いました。兄が彼女の死について話を作り上げているのを、両親が疑いもなく聞き入れている様子を、ケリーは信じられない思いで聞いていました。彼女はもうたくさんと思い、部屋から飛び出しました。
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   しかしその時、家の玄関を通り抜けた時に、何か興味深いことが起こりました。その瞬間にリサならぬケリーの霊は、ジムと兄、両親を「ゆるす」ことにしたのです。そしてリサはその瞬間、軽くなるという感覚を味わいました。後になり、リサのハイアーセルフと対話した時、あの「ゆるし」の瞬間に何が起きたのか説明してほしいと頼みました。
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 リサのハイアーセルフ:魂のレベルでは、「ゆるし」は瞬間的に起こります。
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 ミラ:なぜ瞬間的なのですか? どのように瞬間的に起きるのですか?
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 リサのハイアーセルフ:「大いなる魂」は、自らの一部を罰するつもりはありません。私たちはみな、お互いの一部なのですから。

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   この話を聞いた時、私は高揚感でいっぱいになりました。それは本当に意識の中で、天使たちの聖歌隊が天国の調べを合唱しているように感じたのです! 「大いなる魂は、自らの一部を罰するつもりはありません。私たちはみな、お互いの一部なのですから。」
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   そうであるからこそ、死後の「ゆるし」は瞬間的なのです。その時、何百万もの思考が私の頭を駆け巡りました。一つは、そのような深い深遠な理解をもたらしてくれたことに対する感謝でした。もう一つは、お互いを傷つけ合うことをやめて、「ゆるす」ことが極めて重要であることを、人々に伝えたいという情熱です。リサのハイアーセルフは続けました。
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 リサのハイアーセルフ:何かを「ゆるす」ことは、完全にそれが終ることです。ですが人間の合理的な考え方においては、本当に「ゆるす」ことは非常に難しいことです。誰かを「ゆるす」と、言葉では言うことができますが、人間にはそれをどこか頭の隅の方で覚えておくという傾向があります。つまり、憶えておくことで今後同じ目に遭わないように教訓にし、よりガードを固めるということです。
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   それはたとえば、「あなたのことをゆるすけれど、いずれあなたにもそのつけが回ってくるからね」というような考え方であり、非常に人間的な傾向でもあります。でも本当に「ゆるす」ことは、それが完結することを意味しています。完全に相手を「ゆるす」ということです。その意味はあなたがこれ以上持ち運ばなくてもいいように、抱えているものを完全に手放すことなのです。
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   とてもシンプルですが、実際に実行するとなると極めて難しいことです。だからこそ多くの人が、スピリチュアルなレベルから「ゆるす」ことができるように強さを与えてくださいと祈るのです。というのも、スピリチュアルなレベルで「ゆるす」方が容易だからです。「ゆるす」ことは何事も起こらなかったかのように、すべてを忘れることではありません。そこにいつまでも重きをおいて、何かを抱えながら生きて行かないということです。
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   確かに何かが起こりましたが、それはもうあなたの過去の一部です。あなたが誰かを「ゆるす」と、そこには「良い」も「悪い」もなくなります。すべて「ゆるされた」のです。何かが起こって、そして終わったのです。
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 ミラ:つまり、ニュートラルになったということですか?
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 リサのハイアーセルフ:そうです。誰かが誰かと対立することは分離を生み出します。「ゆるし」とはすべてとつながることの純粋な実践なのです。
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   リサのハイアーセルフは私たちに、なぜ「ゆるす」ことがこんなにもパワフルなのかを理解するうえで、重要なポイントを伝えてくれています。「ゆるし」は、私たちを分離する苦々しさや怒り、非難を手放すことを可能にしてくれます。つまりお互いをつなげてくれるのです。完全に「ゆるす」ことがどれほど重要であるかについて、一度でも私たちが理解したら、もっと簡単にためらいなく手放すことができるようになります。「ゆるし」は一体性へとつながる確かな道なのです。つづく。
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退行催眠療法セラピスト
                ミラ・ケリーのメッセージ


   

アルバートの物語

  • 2019.02.22 Friday
  • 13:10

 


   アルバートは、非常に明確な目的を持って私を訪ねて来ました。彼はどうして自分が前立腺ガンを患ったのかを知りたかったのです。彼のそれまでの7年間は、放射線治療や数えきれないほどの検査、悪い知らせ、そして中でも最も深刻なものである「恐怖」、それも壮絶な恐怖との戦いの物語でした。アルバートとのセッションは深遠な変容をもたらすものでした。
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   アルバートはセッションを通して、ガンを引き起こしているエネルギーと感情的な不調和に関する情報を受け取り、非常にパワフルな感情の癒しを体験しました。それが起きただけでもセッションは成功だったと言えるのですが、あることが彼の体験をさらに際立たせることになりました。セッションの最中にアルバートは、「大いなる源」と一つになる体験を味わったのです。彼の退行催眠は、ピラミッドの中の明るい一室にいる、男性である自分を見つけたところから始まりました。
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   「その部屋は宗教的な、神聖な場所であるように感じました。私は畏怖の念を持っていました。部屋の中心には白い石でできた台座があり、上まで伸びていました。その台座は四角い柱のように見え、とても大きなものです。それがこの建造物の中核と言えるもので、天井まで伸びています。天井はまるで空に向かって開いているようで、部屋の中はエネルギーで満たされています。とても温かいエネルギーで、まるで夏の日の太陽の光のようです。
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   私は今、四角い柱の上にいます。そして台座の中心へ向かって歩き、ピラミッドの頂点と思われる場所を見上げています。私は腕を上げ、自分自身が拡大していく感覚を感じています。私は腕を広げて上に向け、足を開いて立っています。エネルギーで体が振動していてとてもいい気持ちです。どんどん拡大したいと思っているようです。
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   私の意識は今、宇宙にいます。ですが肉体は置いて来ているようです。今、宇宙の暗闇の中にいます。星々が見えます。まったく信じられない光景です! 私はこのとてつもなく素晴らしいエネルギーを感じています。この素晴らしいつながりを感じています。私はすべての真ん中におり、私はすべてとつながっていて、それは驚くべきことです! 自分が広大無辺になったかのように感じています。そして言葉では言い表せないのですが、ここにいることがまったく自然なことに感じるのです。
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   このつながりは、とても強い感情的なものです。と同時に理性的でもあります。それは本当に素晴らしく、ポジティブな感情的にも圧倒されるのですが、これが自然であることも分かるので、理性的にも大丈夫だと思えるのです。外にあるすべてに向かってどんどん広がっていきたいと思うと同時に、すべてを自分の内に吸い込みたいとも思います。
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   本当に素晴らしい気分です! 私は宇宙の不可欠な部分であると同時に、そこに存在するもののようには感じられず、むしろ宇宙が私の一部であるかのように感じます。私が指を動かすと、まるで私の周りを星が躍るような感覚です。すべてが完全につながっているのです。」

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   アルバートは「個人的な自己」を感じている一方で、「すべてなるもの」のより大きなエネルギーも感じていました。ですが彼がもっと一体性の中へと拡大していきたいと思った途端に、それを怖れている自分にも気がつきました。自分を包み込むエネルギーをもっと感じたいと思うのと同じ程度に、自分のアイデンティティーを失いたくはなかったのです。でも、彼は前に進みます。
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   「まばゆいばかりの光が見えます。目がくらみそうです。白くて明るくて、まるでミルクのような明るい白で、私を取り囲んでいます。明るくて、爽快で、綺麗で、純粋です! ああ! 本当に明るいです。信じられないくらいに! 何ということ! ああ! オーマイゴッド! オーマイゴッド! ああ!
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   私は信じられないくらいのエネルギーの一部なのです。ミルクのような明るい白です。とても繊細に振動しているのですが、非常に力強いのです。もう自分自身を抱え込むことなどできません。私はこのエネルギーとミックスしており、私よりもずっと大きいのです。とても綺麗で、本当に綺麗で純粋です! 他に何もありません、この白さしかありません。かろうじてその中に自分を見て取ることはできますが、以前とは違います。私とは、あいまいな輪郭を持ったその身体ですが、そこにいることなどできません。
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   その振動にほとんど耐えることはできません。その振動は少し辛いのですが、気分は最高です。まさに至福です。矛盾するようですが、何も起こらないので退屈ですがとにかく至福です。それはワクワクするような素晴らしい虚空であり無です。この光の中にいるのは美しくてとても綺麗です。不純なものは一つもありません、たった一つも! 何も見えません! それを損なうものなど一つもありません。本当に完璧で綺麗なのです。その綺麗さゆえにとても安心でき、活気づけられるのです。本当に素晴らしく、何も起こりませんが最高の気分です。
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   今、わずかにそこから出ています。それとともにいるのですが、今の方がもう少し自分という者を認識できます。以前はこのエネルギーが神だと思っていたのですが、それを考え出したのは私の頭でした。今はそれを神だと感じています。ある意味、私は神の「前」にいるので、そこから少しだけ出ることができます。それを神だと知覚するためには、そこから出なければなりません。先ほど、私はその中にいました。私はそれと一つになっていました。私はそれと自分を、何ら区別していませんでした。
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   私は今、そこから少し踏み出し、それと自分とは別の、巨大なものと認識しています。実に慈悲深く、愛情に満ちていると感じています。今でもとても心地良さを感じられますが、その中にいた時の感覚とはまったく異なります。その違いは歴然としています。そこから外にいても素晴らしい気分ですが、その中にいた時の感覚と比べれば、実にちっぽけなものだと言わざるを得ません。」

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   アルバートは、「すべてなるもの」の一体性を直接的に体験しました。しばらくすると彼は、「そこから離れ」そして「外に出る」、すなわち分離することがどんなに孤独であるかを「突如、悟った」と言いました。私は彼に、「一体性の内にいることがそんなにも素晴らしいならば、なぜそこから離れようとするのか」について聞いてみました。アルバートは次のように答えました。
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   「私はその中にいる時には、そのことに気づいていませんでした。そのことを認識するためには、一歩踏み出すしかないのです。心地よさは感じていましたが、それは「虚空、無」のように感じるのです。それはとても美しかったのですが、あまりにも自然な一つの状態でした。そして無次元的でした。ある意味、どこまでも凡庸といいましょうか。それが一歩踏み出した時に、それが欠けることによって、いかに美しかったかが分かったのです。
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   本当にそれがどういうものであるかを理解し、慈しむためには、はじめにそのエネルギーを体験し、それから「離れる」必要があるのです。その中にいて、それ自身になっている時には何も見えません。一歩踏み出して初めて、その素晴らしさや完璧さ、美しさが分かり始めるのです。何と! 外から見るとまったく凡庸ではありません! ここから見るといかに美しいかが分かります。内側にいても美しいのですが、まったく違います。中にいたのでは知覚できないのです。
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   内側にいても感じられるし、心地よさも感じられます。けれどもそれを知覚することはできません。それは「すべてなるもの」であり、ただ明るい白い光、振動があるだけです。そこから一歩踏み出すと、また戻りたいと思うのですが、その中にいるよりも外側にいた方が、よりそれが何であったのかを知ることができるのです。それは理に適っていると思います。
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   たとえば私たちがビルの中にいるとすると、一歩外に出てみなければ、自分がどのようなビルにいるのかを知ることができません。それが今、私の中に浮かんできたイメージです。光の渦中にいる時には、そのことがわかりません。それが何であるのかも分かりません。でも一歩外に出てみて、畏敬の念に打たれるのです。そしてそこに還りたくなります。」

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   セッションでこの一体性の体験が完了した時、私はアルバートに、ハイアーセルフと、彼がつながることのできる最高レベルの愛と叡智、癒しにエネルギーを融合させるように誘導しました。そして、それらの部分にしっかりとつながった時に、私はアルバートの前立腺がんについて尋ねてみました。
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   私は、アルバートにとってこの人生が、地球において唯一の、一回限りの転生であることを聞かされました。というのは彼は人類の意識の進化、拡張をエネルギーレベルで助ける役割で来ているからです。ですがアルバートは現在、地球において人間の肉体という縛りに拘束されており、彼の魂がひどく一体性の感覚を恋しがっているというのです。
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   彼は若者だった時、アルコールを飲むことで肉体的な制限を破り、わずかな間だけでも高揚感を味わえることを発見しました。そして無意識的に、飲めば飲むほど魂が解き放たれると思いました。そして同じ頃、セックスも似たような高揚感をもたらすことを発見しました。彼がセックスとアルコールに取り憑かれるまでに、長くはかかりませんでした。
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   数年前にアルコールは断ったものの、彼のセックス依存は結婚生活にまで持ち込まれました。自分のこうした部分を恥じていたアルバートは、無意識的に自らの悪癖を殺そうと試みていました。こうして彼は勃起不全となり、後に前立腺がんを患ってしまったのです。ですがセッションを通じてアルバートは、自分の肉体やエネルギー領域、そして意識から、性的抑圧によって引き起こされた感情的、精神的トラウマの層を取り除くことができました。
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   アルバートはハイアーセルフにより、退行催眠の最中に体験した一体感につながることができるように、毎日練習を重ねるようにアドバイスを受けました。彼のハイアーセルフは、彼が本当に必要とする滋養を、ここに発見するだろうと説明しました。エクササイズ「一体感を味わうための瞑想」は省略。
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 退行催眠療法セラピスト
                 ミラ・ケリーのメッセージ


 

純潔について

  • 2019.02.21 Thursday
  • 10:35

 

禁欲の誓いをたてた人物は愛を知りません。なぜなら彼らは自分自身とその結実だけにしか関心がないからです。
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質問者:自らの解放を達成するために禁欲や純潔は必要ですか?
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   クリシュナルムティ:この問いは間違って出されています。解放を達成するのに何も必要とはしません。何らかの取引や犠牲、あるいは排除することを通して、あなたはそれを達成することはできません。それは買えるもの(何かの代償と引き換に)得るものではないのです。あなたがこうしたことをするなら、市場にある品物を得ることでしょう。したがって、実在ではありません。
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   真実は買えません。
   真実を手に入れる手段はありません。もし手段があったとしたら、目的としているものは真実ではないでしょう。なぜなら手段と目的は一つで分離してはいないからです。自らの解放や真実への手段としての純潔は、真実の否定です。純潔は、それらを買うコインのようなものではありません。
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   あなたはどんなコイン(取引)によっても真実を買うことはできません。どんなコインによっても純潔を買うことはできません。あなたは自分が知っている物事だけを買うことができます。けれども真実は知らないので買うことができません。マインド(精神)が穏やかで静止している時、はじめて真実は生じます。ですから問題はまったく異なるのではないでしょうか?
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   なぜ、純潔が本質的なものと考えるのでしょうか? 
   セックス(性)は、なぜ問題になっているのでしょうか? それが本当の問いではないでしょうか? この腐食する性の問題を理解すると、純潔とは何かを理解するでしょう。性がなぜ、これほど生において極度に重要な要因になっているのか、またそれは資産や金銭等より以上の問題になっているのかを見て行きましょう。
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   私たちのいうセックス(性)とはどういう意味でしょうか? それは単にその行為だけではなく、それについて考えること、それについて感じること、それを楽しみにして予期すること、それから逃避することなどが含まれており、それが私たちの問題です。私たちの問題は、感じること、もっともっと欲求することです。あなたは自分自身だけを見守ることです――隣人を見張らないこと!
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愛のない純潔は形を変えた情欲に過ぎない
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   あなたの思考はなぜこんなにも、セックス(性)のことで占められているのでしょうか? 純潔は、愛がある時にだけ存在します。愛なしに純潔はあり得ません。愛なしには、純潔は単に異なった形での情欲です。純潔に「なる」ことは、他の何かに「なる」ことです。それは力強くなっている人、たとえば傑出した法律家、政治家、他の何かとして成功している人に似ています。つまり、その変化は同じレベルにあるものです。
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   それは純潔ではなく、単に夢という欲求の最終結果、つまり特定の欲望に対する継続的な抵抗の結果なのです。ですから私たちの問題は、どのようにして純潔になるか、あるいは自らの解放に必要なことは何であるかを見出すことではなく、セックス(性)と呼ぶこの問題を理解することなのです。
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   なぜなら性は重大な問題なので、単に非難や正当化によってだけではアプローチできないからです。もちろん、性から自分を孤立させるのは容易なことです。ですが、その時もう一つの問題を生み出しているでしょう。このきわめて重要な、夢中にさせる破壊的な性の問題は、マインド(精神)がそれ自体の繋留地から自分を解放して初めて理解できるのです。
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   それを考え抜いてください。
   それを払い除けないこと。つまりあなたが怖れを通して、伝統を通して、あるいは何か特定の仕事、活動、信念、観念に縛られているかぎり、そのすべてに条件づけられ、執着しているかぎり、この性の問題を抱えるでしょう。マインド(精神)が怖れから自由であるとき、はじめて底知れないもの、尽きないものがあり、その時はじめてこの問題はいつもの場所に収まるのです。
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   その時、あなたはそれを単純に効果的に扱うことができます。その時、それは問題ではありません。愛があるところ、純潔は問題ではありません。その時、生は問題ではありません。生は充実した愛の中で完全に生きられるべきです。その革命こそ、新しい世界をもたらすでしょう。
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クリシュナルムティのメッセージ
   


  

心と身体と霊が分裂する時

  • 2019.02.20 Wednesday
  • 15:20

   


   私たちの肉体は、神聖な本質がこの世界で遊ぶための乗り物です。それは物質世界を形づくり、経験するためにあるのです。そして私たちの霊は、心と身体と霊性の三つの要素が発展できるように愛と導きを注いでくれます。一見、これらは別々のようですが、私たちの一体性の一部です。
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   ある人たちは「より多く」というバナー(幟・幟旗)をはためかせて、人生を行進しているように見えます。このような貪欲な人たちは、常により大きな権力、名声、所有物を追い求めています。彼らはただ心、それも意志の力に依存しています。つまり完全に意志の力によって、何かを獲得する力だけに依拠しているのです。そして霊性は忘れ去られています。
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   確かに霊性とは企業の重役会議室の中で、図やチャートにして調査、測定、分析できる類いのものではありません。神とは最大のミステリーであり、このタイプの人たちはミステリーに深入りすることはありません。でもスピリチュアルな人たちも決して聖人ではないのです。このような人たちは、自らの輝かしい本質に触れると、それは同時に肉体的な世界にも存在しているということをしばしば忘れてしまいます。
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   私たちは何か目的があって、この世界に来ています。ですがそうした人々の多くは左脳的な生活を切り捨て、ただ無防備に右脳的な涅槃状態に漂うことを求めます。そして魂の次元だけで生き、心/意志の重要性を軽視してしまいます。大いなる源は、魂がさらに学び、成長するための機会を与えるために、人間に考える心/意志を造りました。ですから私たちは、与えられた贈り物のすべてを使う方法を学ばなければなりません。
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   私たちは自分が左脳的(意志)、右脳的(霊性)かに関わらず、この地球上における人生の冒険のどこかの地点で、ほとんどの人たちが肉体を酷使し、虐待し、無視して来た経験を持っているのではないでしょうか。私たちの身体が、実は神聖な乗り物であるということを教えられていたなら、この世界はどれほど違ったものになっているでしょうか! 
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   私たちは食事やアルコール、ドラッグ、薬に対して、まったく違った付き合い方をするでしょう。また性に対しても美と至福と捉えるでしょう。ですがその代わりに私たちは自分の肉体を否定し、それが当たり前であるようかのように使っているのです。私たちは自分の肉体を、魂の使命を表現するための乗り物であることを忘れてはなりません。
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   第4章で登場したリサが私に会いに来た時は、自分の肉体を酷使し、完全にそこから切り離された状態にありました。彼女のハイアーセルフと対話した時、私は彼女の課題について聞きました。ハイアーセルフは人間の身体について次のように話しました。
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   「あなた方の認識では、魂は肉体よりも偉大だと考えるようですが、この人生の中では、魂は肉体が強い分しか強くなることはできません。双方の愛とニーズがいるのです。ですから彼女が自分の肉体を磨き、そこに愛とエネルギーを注いだ分しか魂を極めることはできません。彼女は自分の肉体にポジティブなエネルギーを流すために、何らかの活動をしなければなりません。
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   もう一度何か、心/意志、肉体、霊性を結び付けるような何らかの実践方法が必要です。ヨガもいいでしょう。瞑想もいいです。もしランニングをするらば、肺に空気が入り出て行く時に、どんな感じがするのかに意識を向けます――ですがどれくらいブロックが取り除かれるかといったことに意識を向けてはいけません。
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   身体の動き(反応)に沿う形でつながり、喜びを感じてください。決してコントロールしようとしたり、何かを要求しようとしたりしてはいけません。なぜなら身体とのつながりが失われたのは、まさにそうしたことをしてしまったからです。同じことを繰り返さないでください。そうした方法は有効ではなく、より多くのネガティブさを生み出すだけです。」

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   あなたもまた自分の身体を無視する傾向があるようなら、瞑想で活用できるイメージを紹介します。また、肉体が魂を包含する単なるコンテナ(容れ物)だと思っている人も多いのではないでしょうか。ですが実際には、魂が肉体を包含しているのです。魂が肉体と心/意志をつくり出しているのです。つまり肉体は魂の中に存在しているのです。
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   ではあなたの魂の目で、身体について考えてみましょう。両親と同じように、創造主はいつも自らの創造物を無条件に愛しています。魂も自分の肉体を愛しています。魂は愛情深く、自らのエネルギーの内に肉体を抱きしめているのです。このイメージを瞑想すると、心/意志はこの新たな見方を取り入れるようになります。そして心/意志の中にこのイメージを持つことによって、肉体とよりポジティブな関係を結ぶことができるようになります。
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   私たちは人類史上、非常に興味深い時代を選んで生まれて来ました。あなたは一なるものの進化、発展に貢献するためにやって来たのです。これまでの何世紀にもわたり、私たちは自分が「すべてなるもの」と一つであるということを忘れ、神聖な心と体と霊の三位一体を否定して来ました。この分離の超越はあなたから始まります。外側に手を広げ、同時に内面をも深めていきましょう。
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   あらゆる肉体的な活動に魂を吹き込んでください。あなたの進化レベルに共鳴できるような新鮮な食物を選んでください。どんな飲み物よりも、水を好んで飲むようにしてください。水はあなたを浄化し、地球とコミュニケーションできるようにグラウンディングしてくれるからです。
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  退行催眠療法セラピスト
                 ミラ・ケリーのメッセージ
                   

   

自殺について

  • 2019.02.19 Tuesday
  • 20:44

 


   自殺というテーマは、セッション中や私が何をしているかを知った人たちの間からよく出て来る話題です。「ゆるし」ということを考えた時に、自分の命を絶つということのスピリチュアルなレベルでの因果について、議論しておく必要があります。私個人としては、自殺することを考えたことはありません。幸運なことに周囲にも、自殺未遂に留まった人たちの話しか聞いたことがありません。
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   ですが自殺を逃げ道だと考えている人たちがたくさんいることを、統計は明確に示しています。2008年度のThe National Survey on Drug Use and Health (米国薬物使用と健康に関する国民調査)によると、830万人ものアメリカ人が過去に自殺を真剣に考えたことがあるとのことです。WHOによると、15歳から44歳の間で、自殺がトップ3の死因に入っている国もあるようです。同機関の発表によれば、世界では毎年、1000万人から2000万人もの人々が自殺未遂をしていると推定しています。
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   私たちは創造主の目から自分の命の価値を見ることができないので、自殺を考える人が出て来てしまいます。そして疑いや怖れ、不安定さの底なし沼にはまり、他に選択肢がないというような切迫感に駆られるのです。ですが肉体存在としての自分を終わりにすることができると言うこと自体が、実は全てのコントロールを自分が握っているということを証明しています。ですが私たちは身体だけでなく、どのように自分の人生を創造し、経験するのかということもコントロールしているのです。
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   私たちには死ぬ権利もあるはずだ、と主張する人もいるでしょう。「そもそも自由意志というものが生きることの基本原則ではないか?」というわけです。その通りです。私たちは生きることも死ぬことも選択できます。けれども地球上での人生が終わる時が来て死ぬのと、絶望の淵に意図的に命を断つこととの間には、非常に明確な違いがあるのです。
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   魂はある特定のレッスンを創造し、習得して経験するために新しく生まれ変わります。そして地球上の人生の中で生み出したユニークな視点や経験を通して、さらに魂を磨いていきます。肉体をまといながら生きている中で、魂はいつ自らの目的を達成したのかについて、ハイアーセルフはとてもよく認識しています。よってそれらのレッスンを学び終えた瞬間に、魂は非肉体的な次元へと戻る準備が整います。死んでいくという行為そのものもをも、私たちに学びをもたらすのです。
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   自殺志願者に見えていないのは、死というものが変容に過ぎないということです。それはある状態から別の状態への移行です。魂が物理的な身体から離れた瞬間に、制限のない本来の状態へと戻ります。その時魂は、どうしてその人生である特定の環境を自分が選んだのかということを思い出し、それらの課題や問題から逃げ出さずに対処することが、いかに重要であったかをはっきり理解するのです。
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   そしてその肉体的な現実から自分を消し去ったことで、転生する前に自分で設定した目的を達成できなかったことに気づくのです。その結果、ほとんどの場合、魂は自分が逃げ出した状況と似た環境に再び生まれ変わります。
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   私たちが耐え難い感情に脅(おびや)かされそうになった時の真の解決策とは、それらの感情を開放し、自分自身と他者をゆるすということです。タマラという名前のクライアントと行なったセッションは、ゆるしを通して感情を癒すことがいかに重要であるかを示してくれています。
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   タマラは優雅さと気品を備えたとても魅力的な女性でした。彼女は移民の子どもとしてロサンゼルスで育ちました。ですが彼女の家庭は問題を抱えていました。そして彼女は10代になると、ドラッグやアルコールが手軽に自分が抱えている怖れや問題、不安などの痛みを和らげてくれることを発見したのです。タマラの人生はパーティやロックンロールを中心に回り始めました。
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   そして気がつくと、数十年が経過していました。タマラは自分が麻薬中毒であったと、とても淡々とした態度で言いました。彼女はヘロイン、マリファナ、メサドン(合成鎮痛剤)の中毒でしたが、もう過去のことだと言いました。私に会いに来る数か月前に、彼女の人生が激変しました。
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   タマラは友人や家族から遠く離れた場所に引っ越しました。ドラッグやアルコールにすっかり興味を失くしたのです。彼女は自分自身を自覚し、ゆるすことに開かれていきました。彼女は心から成長したいと思いました。そしてこれまで自分の人生に何が起きていたのかを知りたいという思いから、私とのセッションに予約を入れたのです。
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   セッションの中で、タマラは自分の真実を何でも隠さずに話す若い男性であった人生を体験しました。彼は勇敢でしたが、他の人の考えにまったく無頓着でした。そして自分の信念を貫いたことが原因となり、終身刑を申し渡されました。閉じ込められた牢は暗く湿った洞窟の中で、自分の残りの人生をそこで過ごすことになるなど想像もできませんでした。彼はそこから逃げ出すために、腕を拘束していた鎖を使い、自らを絞殺しました。私はタマラのハイアーセルフと話した時、自殺についてもいくつか質問しました。
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 ミラ:自殺した人たちはどうなるのですか?
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 タマラのハイアーセルフ:彼らは戻って来て、自殺をせずに「地獄」を生き抜かなければなりません。自分の悩みや苦しみに向き合わなければなりません。そして学ばねばなりません。そうです、学ぶ必要があるのです。そこをくぐり抜けねばならないのです。そこを通過しなければなりません。すべてを学び尽くさねばなりません。そして、手放すのです。それがすべてです。
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 ミラ:彼らが向き合う課題は、自殺した時の人生と類似した課題になるのですか?
 それともまったく別の場合もありますか?
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 タマラのハイアーセルフ:表面的には違うように見えるでしょうが、学ぶべき種はそこにあります。同じ課題が違った形で目の前に現れます。レッスンを学ばなければならない、ただそれだけです。そしてその人生でそれが学ばれなかったということです。
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 私はタマラのハイアーセルフに、なぜ彼女はこの特定の人生を生きなければならないのか尋ねました。答えはこうでした。
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 タマラのハイアーセルフ:逃げ出すことは答えではありません。逃げることができないのです。自分の運命から逃げ出せるなどと考えてはいけません。そこを生き抜かねばならないのです。問題は、それを解決するまであなたに付きまといます。
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 私はどのように段階を踏み、タマラが自分と他者を癒し、人生を前進させればよいか聞きました。
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 タマラのハイアーセルフ:それを直視することです。感じること、生きること、解決すること。そして手放すこと。それがやるべきことです。これらが段階です。

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   逃げずに自分の真実を生きるというレッスンが、タマラにとって難しいということをハイアーセルフは知っていました。けれどタマラは今、正しい道にいると彼女を励ましました。
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   私たちは慈悲深い宇宙に生きています。私たちの創造主は、純粋な無条件の愛のエッセンスです。私たち1人1人に注ぐ創造主の愛の大きさのゆえに、その中でどれだけ私たちが愛されているのかを忘れることさえもゆるしてくれたのです。私たちがそれを望むなら、その懐(ふところ)の中で、自分が忘れられ、無視され、劣っている存在だと経験することもゆるしてくれているのです。けれどもそれを知っているいないに関わらず、私たちはいつも愛され、支えられているのです。
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   私たちは永遠の存在であり、自分がすべてのレッスンをマスターしたと納得し、満足できるまで、何回でも転生することができるというのは正解です。ならば「なぜ自殺しなければならないのか?」という疑問が湧きます。自ら命を絶つことで苦しみを終わらせることはできない、という事実を知ることによって、あなたが今できるベストを尽くして、問題と向き合うことの意味が理解できるのではないでしょうか。

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   なぜならまさに、回避して逃げようとした問題に類似した状況、環境に再び生まれ変ることで、まさにそこに身を置こうとするのが自分自身であることに、ほぼ100%間違いないようです。
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   最も暗い日々の中で、他に助けが何もないと感じる時は、自分自身を励まし、次のマントラを唱えてみてください。それは「物事は移り変わる」です。これは私の父が、私を励ましてくれたものです。魂は永遠です。あなたが自殺を考えたことはないとしても、この考え方を友人や家族と分かち合うようお願いします。
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   ともに力を合わせることでタブーの闇を追い払い、「自殺が答えではない」ということを知る必要のある無数の人たちに、光をもたらすことができます。そしてこのレッスンは、自殺に対する考え方を変える以上の力があります。そしてそれは、私たちの人生のあらゆる側面で力づけてくれるものです。
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   望まない状況を変容させてくれる「鍵」となるのは、ゆるしです。ゆるしはこの世界のどんなものからであれあなたが犠牲者ではないことを理解させてくれます。あなたは自らの人生において非力な存在ではありません。自分自身の有能さ、力強さを知ってください。あなたはこの瞬間に、実はとてもパワフルな存在であることを認識してください。それがたとえ好ましくない状況に直面しているとしても、自分や他者を傷つけずに、人生を変える力をあなたは持っているのです。
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        退行催眠療法セラピスト
                          ミラ・ケリーのメッセージ


 

新たな現実を定着させるには

  • 2019.02.18 Monday
  • 17:39

 


   私たちがあらゆる瞬間に、どのように新たな可能性が実現できるかについて、一つの例を紹介します。私たちは常に、最高最善の人生を創造するために違った選択ができるのです。カリラの物語は、その一つの瞬間的な選択が、どのように私たちの現実を分けるのかを明確に表しています。
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   カリラの母親はとても若い時に彼女を生みました。ですが彼女に適切に教育できないと思い、寄宿学校へ入れました。カリラは良い生徒で、友達も沢山いましたが、従わなければならない多くの校則が大嫌いでした。その後、彼女は弁護士になり、一生懸命働きました。つまり、再び、法律に従ったというわけです。後に彼女は結婚し、子どもを設け、比較的幸せな生活を送りました。ですが心の内に、何かもっと違ったことが出来たのではないかという、後悔の念が少しありました。
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   それは何だったと思うかと聞くと、彼女は次のように答えました。
   「何かもっと表現できるようなことがしたかった。それは時間とか規則に縛られないこと。例えばダンス、ダンスがしたかった、舞台の上でね。でもそのことに気づいたのは随分後になってからだった。その頃には自分はもう結婚していたし、子どもたちもいた。彼らを世話して学校へ行かせるために、さらに多くの規則に従わなければならなくなった・・・。
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   でもとても幸せな人生だったとは思うし、とてもいい主人と子どもたちに恵まれたと思う。ただ、いつも私の中の奥底に何かがあった。それはちょっとした閃きのようなもので、もう少しその部分を表現できたらよかったと思う。とはいえ、でも十分に幸せではあったの。」
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   私はクライアントとセッションを行なっている最中に、時として何か導かれているという強い感覚があるのですが、カリラの時も、彼女の人生の別バージョンを探求することが助けになるという直感が働きました。それで私はカリラをもっと幸せになるための何かを、心の奥深くに感知していた瞬間に戻しました。あの時、その内なる創造的な呼びかけに応えていたら、彼女の人生はどのように展開していたのかを体験してほしかったのです。
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 カリラ:私は今ダンスのレッスンを受け始めている。歌の先生も見つけたの。
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 ミラ:あなたは今も弁護士なの? それとも法律について勉強するのはやめたの?
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 カリラ:やめたわ。やめるという決断をするまで時間の空白があったけど、私は違う道を進むことにした。私はたくさん練習をし、取りたいレッスンをたくさん受けた。その後私は多くの舞台をこなし、練習したことを全部、舞台の上で表現した。私はただ体が動くままに動き、言葉が溢れ出るままに歌った。それが自分の内面の姿を表現する方法だし、人生の喜びを表現する方法だから。
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 ミラ:素晴らしい。それで出会いはあった? 家族は持ったの?
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 カミラ:出会いはあった。二人で旅行ばかりして、知らない場所を探検した。彼もとても自分を表現するタイプの人。彼はとても優しい人で、最終的に私たちは家族になるけれど、その前にいろんな所に行って新しいことを経験することができた。私はまるで初めて、本当に付き合うってどういうことかを知ったの。こんな関係が持てるなんて考えたこともなかった。」
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 私はカリラに、その二つのバージョンを見るように促しました。そして、その二つの人生のパートナーは同じ人か、それとも違う人なのか尋ねました。カリラは、違う人だったと答えました。一人はもっと自分を制限するタイプの人で、今の人生の彼女と似ているようです。もう一人の方はもっと開放的で、流れに身を任せるタイプだと言います。でもそれは、彼女が違う生き方を選んだからこそ、それにマッチするような相手が現れたというわけです。
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 ミラ:同じ人生の二つのバージョンを経験することで、何かわかったことはある?
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 カリラ:今回、より明らかになったことは、身を任せるということ。私は身を任せたものの一部でしかない。目的は、人生を歩み身を任せ、そして聴くということよ。すべての可能性がそこにあるから、どれも手に入れられる。あらゆる瞬間を味わい、ただあるということ。私は別のバージョンでは規則にばかり目が行っていたから、規則ばかり追いかけて、結局弁護士になった。だから私は同じように教えられた通りに生きている人を引き寄せて、それがそのまま子どもたちにも引き継がれていった。
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 ミラ:あなたが自分自身の声に耳を傾けることで、どんなことが起きたの?
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 カリラ:別のバージョンでは、私は自分のやるべきことをやっていた。でもやるということがかえって道を塞いでしまうの。だけど手放すことで空間ができた。私は行動することをやめ、身を委ねたので、次に何が起きるかのかを聴くことができたの。

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   聴き、身を任せた瞬間に、カリラは別の人になりました。彼女は新たな可能性を知覚し、自分に何が可能なのかについて信念を広げることができたのです。たったそれだけでカリラは、新たな人生の可能性へと乗り出すことができたのです。
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新たな現実を定着させる
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   私たちにできるのは、新たな可能性についてイメージすることだけです。というのは、それらは現実としてどこかにすでに存在しているからです。私たちの意図と、どれだけそれを強く望んでいるかという思いは、その現実へとシフトするための燃料となります。今の私たちは、単なる私の一つのバージョンに過ぎません。つまり、他に数多くの私のバージョンがあるからです。それが信念を変えることによって焦点を変えることで、自分が望むバージョンの自分になることができるのです。
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   あなたに覚えておいてほしい大切な考え方があるので、ぜひメモしておいてください。それは「あなたが望むこととあなたが現在持っているものは、二つの異なる現実である」というものです。ですから今自分が持っているものと戦ったり、あるいはそれを変えようとしたりしないでください。無視する振りをする必要もありません。ただそれと平和的であってください。あなたの信念を反映する今の現実に、いともたやすく同調できる自分自身の力を確認するために、それが存在してくれていると思えばよいのです。
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   好ましい出来事と好ましくない出来事の間に争いはありません。望まない状況や出来事とは、あなたが現実化した一つの可能な現実に過ぎないからです。可能な現実はすべて、あなたの特定の信念や考えを反映しています。ですからそれは、静止したスナップ写真のように考えるとよいでしょう。
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   一つの現実というものは、その他の信念を反映させることはできません。なぜならそれぞれの現実は、一つの枠組みの中に一つの考え方しか収めることができないからです。変化が起きるとすれば、あなた自身が変化したからです。それは、あなたの特定の主題に関する見方や考え方が変わったということです。そうすることで新たな現実へとシフトすることができます。
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   好ましい現実と好ましくない現実の中には、二つの異なるバージョンのあなたがいます。「望むような現実にいる自分は、現在の自分とどのように違っているだろうか?」と自問してみましょう。そして、そのバージョンの自分がどのように日常生活を送っているか想像してみてください。それはどのような気分ですか? あなたはどのように周囲の人々に接していますか? 毎日の雑事をどのようにこなしていますか? 
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   それから、そのバージョンの自分として振る舞ってみてください。この最終ステップが現実創造のプロセスを定着させてくれます。あなたは理想の自分として新たな信念を実行することによって、人生のマスターは自分であり、可能性の無限の領域からもっとも欲しい人生を引き出すパワーやビジョン、信頼感、信念、叡智を自分が持っているのだということを、自分自身と宇宙に対して宣言していることになるのです。
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   あなたが望む現実はどのくらい早く実現するでしょうか? 現実が変容するスピードは、あなたがどれくらい早く、それまでの自分の信念を変えることができるかにかかっています。第7章に出て来るアニータ・ムアジャーニの物語にも見るように、信念が瞬間的に変われば、現実の構造が新たな状況にふさわしく変わるのにさほど時間はかかりません。時間の遅延は、世界の物質的な構造と肉体の神経学的構造によるものです。
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   小型の車は静止状態から高速度にまで加速するのに、あるいは高速から静止までにそんなに時間はかかりません。同様に魂の領域は肉体よりも密度が小さいので、素早く顕現します。ですが地球では私たちはあたかも、大きくて重工なトラックを運転しているようなものです。つまりここではずっと密度が大きいことから、信念が変わり、それが形へと現実化されるまでに時間の遅延があるのです。
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   最初に、私たちはこれまでの自分の思考がつくり出した勢い、つまり慣性の勢いを止めなければなりません。それから、神経細胞が環境からデータを拾い上げることに、慣れるための時間を与えなければなりません。新たな可能性は、その成果や利点を現在に体験できる前に、過去において呼び起こされる(イメージする)必要があります。それを認識しプロセスを信じさえすればいいのです。世界は、あなたのシフトした信念を反映してくれるでしょう。
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   あなたの人格というパーソナリティーは固定化された構造ではありません。あなたは常に変わっているのです。あなたが新たな選択をする度に、新しい自分を経験します。実はあなたは常に、パラレル・ユニバースという並行宇宙の間を行き来しています。これらの宇宙や、これらの特定の状況のスナップ写真はすべて、今この瞬間に存在しています。あらゆる状況においてあなたがどんな選択をするかによって、ある特定のパラレル・ライフ(並行人生)の波動を発信し、あなたはそれを現実として体験するのです。
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   私たちはある出来事を記憶したり、それらを今の自分にとって都合よく解釈することを通して過去を創造しています。今のあなたは、過去についてより大きな視点から捉えられるようになったので、過去と遊ぶことができるようになります。この新たなプリズムで人生の出来事を見ることが出来るようになればなるほど、あなたはもっと大きな驚嘆とシンクロニシティー(共時性)や、魔法に溢れた自由自在な人生を送れるようになります。これは事実です。なぜなら私が実際に体験しているからです。
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   私は自分の人生が、どれほど素晴らしいシンクロニシティーの連続で溢れているかを、人に話すのが大好きです。私が自分の人生を愛するようになった重要な要素として、ハイアーセルフとのつながりが大きいと思います。それは自分のハイアーセルフを認識し、その部分とのコミュニケーションを強めることで、自分自身だけでなく人生が発展していくことに対して、深い信頼感が持てるようになったからです。
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               退行催眠療法セラピスト
                   ミラ・ケリーのメッセージ 


 

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